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豆知識
2020.07.04

【身近な暮らしの中にある仏教の言葉】数珠

「念珠」や「珠数」などです。読み方は普通「じゅず」ですが「ずず」と読む場合もあります。

 

じゅずは本来インドではお経を読む回数を数えるためのものでした。

 

仏様を念じる時に用いる珠との意味から先に挙げた念珠(ねんじゅ)ともいいます。

 

珠の数は百八個が基本です。通説では人のあらゆる煩悩は百八あると言われており、
珠の一つ一つが百八の煩悩を司る仏様の役割をして煩悩を引き受けてくれるということから百八の数だということです。

 

数珠が初めて日本に伝わったのは538年に朝鮮半島の百済からで東大寺正倉院には奈良時代の数珠が宝物として保管されています。

 

当時の数珠は大変高価な品物で一部の僧侶や貴族の間でしか使用されていませんでした。

一般に普及したのは鎌倉時代になってからといわれいます。

 

因みに大晦日の除夜の鐘も百八回なのは由来は同じです。


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